アカミズキ(赤水木)

Wendlandia formosana


アカミズキ1

  • 科名・属名
  • : アカネ科 アカミズキ属

  • 特徴

  •  高さ3m程度の常緑低木。
     樹皮は薄い赤褐色で、若枝には伏した短毛が散生する。
     葉は対生まれに輪生し、長楕円形で長さ7〜20cm、幅3〜6cm。両端が尖り、全縁で、葉裏の脈上に微毛がある。
     花は茎頂に円錐花序となって多数つき、花冠は白色、高杯形で長さ約5mm、先は5裂する。花冠裂片は卵状楕円形で、長さ約1.5mm。
     果実(刮ハ)は球形で長さ約1.5mm。

  • 分布・生育地

  •  九州(奄美大島以南)〜沖縄
     低地〜山地の日当りのいい湿った林内

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年5月26日 沖縄県西表島
     中 2005年6月11日   同 上
     下左・花 2013年5月26日   同 上
     下右・花 2013年6月25日 沖縄県沖縄島

  • 撮影記

  •  奄美大島以南から沖縄にかけての島々を南西諸島といい、日本ではこの地域だけに分布する南方系の植物は数多い。
     この花もその一つであるが、この時期同じように白い花を咲かせる樹木はいくつもあり、それなりに勉強しておかないと同定は難しい。
     その中で、何となくすっきりした感じの白い花を咲かせているのがこの木だ。

    花2

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アカミズキ2

花1