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- 科名・属名 : アカネ科 アカネ属
- 特徴 :
茎の長さ2mになるつる性の多年草。
茎はよく分枝し、4稜があり、下向きの刺がある。
葉は4個輪生し、卵形〜狭卵形で長さ3〜7cm、幅1〜3cm。先は尖り、基部は心形、裏面脈上や葉柄には下向きの刺がある。
花は葉腋から集散花序を伸ばして多数つき、黄緑色で直径3〜4mm、先は5裂し平開する。
果実(液果)は球形で5〜7mm、黒熟する。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国、台湾) 山野
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
1989年10月1日 宮崎県児湯郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2015年9月29日 徳島県那賀郡 下左・実 2014年11月7日 千葉県清澄山 下右・葉 2015年9月29日 徳島県那賀郡
- 撮影記 :
本州〜九州にかけて山野に普通に分布しているので、見たことのある方も多い花だと思う。
ただ、この花が昔茜色の染料に使われたということをご存知の方は少ないかもしれない。
染料に使うのは花や実ではなく黄橙色をした根で、ここから茜色の染料を取り出すようだ。
しかし、その作業は非常に手間が掛かるようで、現在ではほとんど使われていないとのことである。
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