ハナムグラ(花葎)

Galium tokyoense


ハナムグラ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴

  •  草丈30〜40cmの多年草。
     茎は横に広がって斜上し、4稜があり、稜上には下向きの刺状の毛がある。
     葉は4〜6個輪生し、倒披針形〜狭長楕円形で長さ1〜3cm、幅3〜7mm。先は円く、しばしばわずかにへこむ。
     花は枝の先と葉腋に多数の花をつける。花冠は白色で直径約2mm、先は4裂する。
     果実は無毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜中部地方)
     川岸の湿った草地

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年6月6日 茨城県取手市
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  茨城県のその川岸は昔ながらの植生が残されていて、今や希少種となった湿地性の植物が春先から秋まで見られる。
     自宅からはやや時間がかかるものの、遠出し損ねた時などよく出かけた。
     平地ではやや花が少なくなる6月、梅雨時の雨間を見て出かけ、白い花を一杯につけたこの花を撮影した。

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