ハテルマギリ(波照間桐)

Guettarda speciosa


ハテルマギリ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ハテルマギリ属

  • 特徴

  •  高さ2〜6mの常緑小高木。
     葉は対生し、倒卵円形〜倒広卵形で、長さ10〜22cm、幅8〜20cm。先は丸く、基部は円形〜浅い心形、全縁で、短い軟毛が裏面に密生する。
     花は葉腋に集散花序となって数個つき、花冠は白色で高杯形、先は4〜9裂し、裂片の先は円い。花筒は長さ約1.5cm、幅約3mm。外面に短い軟毛が密生する。
     果実(液果)は扁球形で、径2〜2.5cm。上端に萼裂片の落ちた跡が円形に残る。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(八重山列島以南)  海岸の林縁

  • 花期
  • : 3〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月28日 沖縄県石垣島
     中・花   同 上
     下左・液果 2011年12月13日 沖縄県西表島
     下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  日本最南端の波照間島、この島の名前のついた植物は2種あり、この花はその一つである。
     八重山列島のどちらかいえば砂浜海岸の林縁に生え、大きいものでは5mくらいになるが、花はそれほど大きくない。
     風当たりの強い海岸だと2mにも満たない樹でも花をつけ、花や液果に触りながら撮影することができる。

    葉

    同じ科の仲間の花
花

果実(液果)