ホソバノヨツバムグラ(細葉の四葉葎)

Galium trifidum var. brevipedunculatum


ホソバノヨツバムグラ1

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     茎は細く、4稜があり、稜上にごく少数の下向きの刺がある。
     葉は4個、時には5〜6個輪生し、狭長楕円形〜倒披針形で長さ0.5〜2cm、幅1.5〜5mm。先は円く、縁と裏面脈上にわずかに下向きの刺がある。
     花は枝先と葉腋に2〜5個まばらにつける。花冠は白色、直径約1mm、先は3裂して平開する。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  山野の湿地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年8月4日 栃木県日光
     下 2006年8月13日 広島県世羅郡

  • 撮影記

  •  ヤエムグラ属の花はどれも小さくて見映えがしない。そのうえどれもよく似ていて区別が難しい。
     その中で、この花は花冠が普通3裂するので、4裂する他の種類とはわかりやすい。
     上は日光のやや湿った場所で、下は広島県の池の縁で撮影したが、亜高山から低地の湿地にも生育している。

    同じ科の仲間の花
ホソバノヨツバムグラ2