フタバムグラ(双葉葎)

Hedyotis diffusa


フタバムグラ1

  • 科名・属名 : アカネ科 フタバムグラ属
     注.APG分類では、学名(Oldenlandia brachypoda)

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの1年草。
     茎は細く円形で、基部で枝分かれし斜上または横に広がり、無毛。
     葉は対生、葉身は線形、長さ1.5〜3cm、幅1.5〜3mm。先は尖り、基部は次第に細くなってほとんど柄がなく、縁にざらつく短毛がある。托葉は合生し三角形、長さ0.5〜2mm、少数に裂け、長さ0.5〜1mmの裂片は葉の基部とくっつく。
     花は葉腋に1〜2個つき、花冠は白色、筒状で長さ2〜2.5mm、先は1/3程度まで4裂する。萼筒は半球状〜釣鐘状、長さ1.5〜2mm、径1.5〜2mm、裂片は三角形、鋭頭で開出する。
     果実(刮ハ)は球形で径3〜5mm、先に外側に残る4個の萼裂片が残存する。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:東アジア〜インド、ネパール)
     畑や田の畦

  • 花期 :   8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1997年9月20日  千葉県市原市
     中・全体2(群落) 2018年9月9日  栃木県渡良瀬遊水地
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2007年10月30日  沖縄県西表島
     右下・葉 2018年9月9日  栃木県渡良瀬遊水地

  • 撮影記 :
     畑や田に生える俗に言う雑草の類である。
     葉腋に短い花柄をつけたあまり全開しない花をつける。
     秋の田は、こういった普段あまり目を向けない花を撮影するいいフィ−ルドだ。

  • 葉

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フタバムグラ2(群落)

花