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- 科名・属名 : アカネ科 イナモリソウ属
- 特徴 :
草丈3〜5cmの多年草。
茎には全体に曲がった短毛が生える。
葉は卵形〜三角状卵形で長さ3〜6cm、幅2〜4cm。先は尖り、両面に軟毛が散生する。葉柄は長さ3〜10mm。
花は上部の葉腋や枝先に1〜2個つき、花冠は淡紅紫色、鐘形で長さ約2.5cm。先は5裂し、裂片は卵形。
花弁が細く、縁が平開しないものを、
●ホシザキイナモリソウ(f. angustiloba)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜九州 山地の木陰
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
2015年5月27日 東京都高尾山 中 1993年6月12日 同 上 中は拡大写真あり。写真をクリック 下左・花 2015年5月27日 同 上 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
東京都の西にある高尾山は、春先、スミレの宝庫として有名である。
しかし、それ以外の時期でも保護された森林が残されているせいもあって、色々な花を見ることができる。
この花も梅雨入りの頃、遊歩道際で群生している場所がある。
中には、花弁の幅が狭く裂片の縁が平開しないホシザキイナモリソウという品種の花もたまに見かける。
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