キバナカワラマツバ(黄花河原松葉)

Galium verum var. asiaticum


キバナカワラマツバ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴

  •  草丈30〜80cmの多年草。
     茎はやや硬く、葉とともにやわらかい毛が生える。
     葉は8〜10個輪生し、線形で長さ2〜3cm、幅1.5〜3mm。先端に短い刺がある。
     輪生している葉は全て葉のように見えるが、本来の葉は2個だけで、他は托葉が大きくなったものである。
     花は茎の先や上部の葉腋に円錐状に多数つく。花冠は淡黄色で長さ2mm、4裂して平開する。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州
     日当たりのいい乾いた草地、土手

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年7月8日  滋賀県伊吹山
     中・花 2013年7月28日  長野県霧ケ峰
     下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  葉が線形で松葉に似ており、河原などに多いことからこの和名が付けられている。
     川原だけでなく、日当りのいい乾いた場所に咲くが、この花の咲くのは真夏、そうでなくとも暑さに負けそうな低地では、見つけてもカメラを向ける気にならない。
     写真はいずれも夏でも涼しい高原や亜高山帯の草地で撮影したものである。

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花

葉