キクムグラ(菊葎)

Galium kikumugura


キクムグラ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ヤエムグラ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     茎は柔らかくて毛がない。
     葉は4個(まれに5個)輪生し、楕円形〜狭倒卵形で長さ1〜1.5cm、幅3〜8mm。先は円く、先端が鋭く尖り、縁にだけ上向きの毛がある。
     花は茎頂や上部の葉腋に1〜3個つける。花冠は白色で直径約1mm、先は4深裂する。花柄の基部に小さな披針形の苞が1個あるのが特徴である。
     果実は楕円形で、上向きに曲がった短い毛がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  山地の林縁

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2002年5月19日 大阪府金剛山
     アップ 2006年6月25日 栃木県日光

  • 撮影記

  •  ヤエムグラ属の花は小さいものが多く、気をつけていないと見逃してしまう。
     また、見つけても同定できるような特徴がわかる写真を撮るのは難しい。
     この花は下のアップの写真のように、小花柄に葉状の苞が1個つくのが特徴である。

    同じ科の仲間の花
花アップ