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- 科名・属名 : アカネ科 クチナシ属
注.APG分類では、学名(var.jasminoides)
- 特徴 :
高さ1〜2mの常緑低木。
葉は対生時に3輪生し、倒披針形〜長楕円形で、長さ5〜12cm、幅2.5〜5cm。革質で先は尖り、全縁で両面無毛。
花は枝先に1個ずつつき、花冠は白色で芳香があり、径5〜6cmの高杯形で、先は5〜7裂する。
果実(液果)は楕円形で長さ2〜3cm、先端に宿存生の萼が残り、橙色に熟す。
- 分布・生育地 :
本州(静岡県以西)〜沖縄 (国外:台湾、中国(中南部)〜インドシナ、ヒマラヤ) 林縁
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年4月10日 沖縄県西表島 中上・全体2 2022年4月16日 沖縄県石垣島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2015年10月13日 宮崎県日向市 中下・花2 2013年9月6日 沖縄県国頭郡 左下・果実 2019年4月3日 沖縄県国頭郡 右下・葉 2015年10月13日 宮崎県日向市
- 撮影記 :
果実が黄色の染物の原料や食品の材料などに使われている。
花も「クチナシの花」の歌詞に「花の香りが・・・」と歌われているように、芳香があるため栽培されることも多い。
本州では初夏から夏の花であるが南の島では春の花で、林道際や写真のような沢沿いなどでも花を見ることができる。
果実を見ると穴が開いていることもあるが、この実を食草にする「イワカシジミ」が開けた可能性が強い。
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