ニコゲルリミノキ(二個毛瑠璃実の木)

Lasianthus brevidens


ニコゲルリミノキ果実

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ルリミノキ属

  • 特徴

  •  高さ50から50cmの常緑低木。
     茎には黄褐色の毛が密生する。
     葉は対生し、広楕円形で長さ9〜12cm、幅3.5〜6cm。先は短く尖るか鋭頭、全縁で葉柄や裏面全体に黄褐色の毛が密生する。葉柄は短く長さ4〜8mm。
     花は葉腋に数個つき、花冠は白色、筒状で長さ約5mm、先は5裂して平開し毛が密生する。萼裂片は平たい三角形で、毛が密生する。
     果実(液果)は球形で、瑠璃色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  沖縄  やや湿った林内

  • 花期
  • : 10〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年1月28日 沖縄県国頭郡
     中・果実、下・萼   同 上

  • 撮影記

  •  日本では沖縄県だけに見られ、八重山列島では比較的見かけたが、花や果実に出会うことはなかった。
     沖縄本島ではごく少ないようであるが、冬期に訪れた際、瑠璃色の果実がいくつかついた株に出会った。
     花はなかったが、特徴的な平たい三角形の萼がはっきりと残っていた。早く花に出会いたいものだ。

    同じ科の仲間の花
果実アップ

萼