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- 科名・属名 : アカネ科 シロミミズ属
注.APG分類では、シロミミズ属の学名(Dipolospora)
- 特徴 :
高さ3〜6mの常緑小高木。
枝は無毛で、今年枝は早いうちに木化して、淡褐色となる。
葉は対生し、長楕円形〜楕円形で、長さ7〜17cm、幅2.5〜6.5cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形で全縁。質は革質で無毛。托葉は三角形で長さ5〜8mm、基部は合生し節ごとに2枚あり、短い筒状になる。葉柄は5〜10mm。
花は葉腋に短い集散花序を作って数個〜十数個つき、花冠は黄白色で後に淡橙色、高杯形で花筒は長さ2〜3mm。先は4裂し、裂片は長楕円形で長さ4〜5mm。雄しべは4個、葯は広線形。花柄は花時に長さ1〜4mm、果時に3〜8mm。
果実(液果)は球形で、径4〜8mm、橙色から赤色に熟す。種子は半球形で2〜4個。
- 分布・生育地 :
九州(屋久島、種子島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国南部) 常緑樹林内
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年2月17日 沖縄県西表島 中上・全体2 2017年4月9日 沖縄県石垣島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花1 2014年3月21日 同 上 中下・花2 2017年4月9日 同 上 左下・果実 2015年12月1日 沖縄県国頭郡 右下・葉 2014年3月21日 沖縄県石垣島
- 撮影記 :
川沿いの道を進むと、淡黄白色で花弁の反り返った小さな花が、葉腋にくっつくように咲いているのが目に入った。
見たことのない花で、科名の見当もつかない。そうでなくとも木本類は不得手なので、ひとまず撮影だけした。
長いこと不明種のリストに入っていたが、偶然この花の写真を見、アカネ科の植物であることがわかった。
花は初め黄白色だが後に淡橙色に変化する。
花は小さくそう目立たないが、果実は橙色から赤色に熟し、比較的目につく。
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