タイワンルリミノキ(台湾瑠璃実の木)

Lasianthus cyanocarpus


タイワンルリミノキ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ルリミノキ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの常緑低木。
     茎は疎らに分枝し、若枝には褐色の剛毛が密生するが、後に無毛になる。
     葉は対生し、長楕円形〜倒披針状長楕円形で、長さ11〜23cm、幅3.5〜6.5cm。先は鋭頭で基部は鋭形、葉柄は長さ0.8〜1.5cm、開出する褐色の剛毛が密に生える。托葉は狭三角形で長さ1〜1.5cm。
     幅は葉腋に数個つき、花冠は漏斗形で長さ約1.3cm、先は5裂する。花の基部に三角状披針形〜披針形で長さ2〜4cmの2個の大きな苞葉があり、褐色の長い剛毛がある。
     果実(液果)は球形で、径5〜6mm、瑠璃色に熟す。普通、葉腋に数個つく花のうち1個だけ成熟する。

  • 分布・生育地

  •  九州(奄美大島以南)〜沖縄  樹林内

  • 花期
  • : 10〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年11月27日 沖縄県西表島
     中・花   同 上
     下・果実 2007年4月29日   同 上

  • 撮影記

  •  ルリミノキ属の仲間は数種類知られているが、葉が大きくて全体が褐色の長い剛毛に覆われ、大きな苞葉があるので比較的同定しやすい。
     八重山諸島の林下で本種には時々出会うが、花付きがあまりよくないようで、花も実もついていない個体が多い。
     また、図鑑では葉腋に数個の花がつくとされているが、これまで出会ったのは1本の木で1個しか花が咲いていないものばかりで、同時に何個も花が咲くことはないように思われる。
     そのせいなのかどうかわからないが、葉腋に数個つく花のうち成熟するのは1個だけのようである。

    同じ科の仲間の花
花

果実