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- 科名・属名 : アカネ科 ツルアリドオシ属
- 特徴 :
茎長10〜100cmの常緑の多年草。
葉は対生し、葉身は卵形〜卵円形、長さ0.4〜2.5cm、幅0.3〜2cm。先は短く尖り、基部は切形〜円形、縁はやや波打つ。深緑色で質は厚く、両面とも無毛。葉柄は長さ1〜7mm。
花は枝先に長さ3〜10mmの花序枝を出して2個つき、花冠は白色、高杯形で長さ1cm、直径8mm、先は4裂して開き、内面には密に毛が生える。雄しべは4個、花柱は細く、先が4裂する。萼は釣鐘形、無毛で長さ1.5〜2mm、基部の1/2〜3/4は合着する。
果実(核果)は球形で先端には花後にも萼裂片のあとが残り、径約8mm、赤熟する。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮(南部)、中国(浙江省)、台湾(北部)、千島列島) 山地のやや湿り気のある林縁
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1988年6月19日 千葉県君津市 中上・全体2 2018年6月24日 新潟県南魚沼市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2013年6月9日 福井県敦賀市 左下・花2(横) 2018年6月24日 新潟県南魚沼市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
この花を撮影した6月中旬は、高原など標高の高い場所ならともかく、千葉県などの低山地では一部のラン類などしか見られず、花も一服である。
そんなhanamistを慰めてくれるかのように、林下の道路脇に茎を伸ばし白い花を見せてくれた。
花は必ず2個つくので、小さい花ながらなかなか絵になる。
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