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- 科名・属名 : アカネ科 ヤエムグラ属
- 特徴 :
草丈60〜90cmの1〜2年草。
茎はよく枝分かれし、やや柔らかく4稜があり、稜上には下向きの刺状毛がある。
葉は6〜8個が輪生、葉身は広線形〜狭倒披針形で、長さ1〜3cm、幅1.5〜4mm。先は刺状に尖り、縁と裏面脈上に下向きの刺状毛がある。
花は枝先や葉腋に花序を出し、1〜2回分枝して小さな花をつける。花冠は4裂し、黄緑色で直径約1mm。
果実は2個の分果からなり、径2〜2.5mm、かぎ状の刺がある。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:アジア、ヨーロッパ、アフリカ) 人家近くの荒地、藪
- 花期 : 4〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年5月5日 東京都日野市 中1・全体2 2015年6月14日 神奈川県相模原市 中2・全体3 2006年3月18日 沖縄県宮古島 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花序 2006年5月5日 東京都日野市 中下・花 2024年6月16日 東京都八王子市 左下・果実 同 上 右上・葉 2015年3月25日 沖縄県名護市 右中・小葉 2024年6月16日 東京都八王子市 右下・茎 同 上
- 撮影記 :
日本全土に分布し、誰でもすぐそばで見つけることができる花である。
茎には下向きの刺状毛があり(右下の写真)、これで他のものに引っかかって伸び、幾重にも重なって生えるのでこの和名が付けられている。
果実には左下の写真でわかるように、鉤状の刺がある。



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