ヤエヤマアオキ(八重山青木)

Morinda citrifolia


ヤエヤマアオキ

  • 科名・属名
  • : アカネ科 ヤエヤマアオキ属

  • 特徴

  •  高さ1.5〜5mになる常緑低木〜小高木。
     葉は対生し、楕円形〜広卵形で、長さ10〜25cm、幅5〜13cm。先は短く尖り、基部は鋭形、縁は全縁、肉質で光沢がある。
     花は枝先につく1個の頭状花序に多数つき、花冠は白色で漏斗形、長さ約1cm、先は5裂する。
     果実(液果)は卵形の集合果となり、長さ4〜5cm。熟すと緑白色から白色になる。

  • 分布・生育地

  •  小笠原、沖縄  海岸近くの林縁

  • 花期
  • : 5〜7月(ほぼ1年中)

  • 撮影月日・場所

  •  2004年7月12日 沖縄県西表島
     中・花 2011年12月13日   同 上
     下左・液果、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  果実(液果)が卵形の面白い形をしていて、それだけでも見る価値がある植物である。
     東南アジアなどでは、古くからこの果実を食用や薬用として用いていたようだ。
     日本でも十年ちょっと前から、果汁を健康食品の「ノニジュース」として売られるようになり、和名より「ノニ」の名の方が知られるようになった。
     そのため、西表島などでも以前は普通にあったというこの植物であるが、最近はかなり減少しているようだ。
     大きい木では5m位になるが、この写真を撮影した海岸では、目の高さ以下の低木状態で、花も実も簡単に撮影できた。

    葉

    同じ科の仲間の花
花

果実(液果)