ヤツガタケムグラ(八ケ岳葎)Galium triflorum |
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草丈20〜40cmの多年草。 茎は横に広がって斜上し、4稜があり、稜上に下向きの刺がある。 葉は普通6個が輪生し、狭長楕円形で長さ1〜3cm。先は短く尖り、裏面の中脈に下向きのかぎ状の毛がある。 花は上部の葉腋から葉と同長かやや長くて太い花序を出し、1〜2回分枝して数個の花をつける。花冠は緑白色で4裂し、径約2mm。 萼には曲がった長毛があり、果実には長いかぎ状の毛が密にある。 本州(八ケ岳)、北海道 深山の林下 2006年7月8日 長野県八ケ岳 中花、下果実 同 上 やや倒れ気味に伸びた草の葉腋から出た花序に小さな花が咲いている。何度もこの道を通って観察してきたはずなのに今まで気づかなかった。 以前は目に入る花を手当たり次第撮影していたが、最近は特定の花に絞って出かけている。目的の花の生育環境、葉の形、花の色などの情報をインプットし、その視点で探すことで出会いの確率を高くしている。 その一方、あまりにも視点を絞るせいか、目的以外の花が目に入らなってくるという問題もでてきている。 この花もその気にならないと見過ごしてしまいそうな花であるが、八ヶ岳周辺と北海道にしか分布は知られていない。 花序が同種の他の仲間に比べ太くて短く、下の写真のように(見づらいが)果実にかぎ状の毛が密生するのが特徴である。 同じ科の仲間の花 |
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