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- 科吊・属吊 : ガガイモ科 ガガイモ属
注.APG分類ではキョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、属吊以下変わらず
- 特徴 :
つる性の多年草。
地下茎が長く伸び、茎は細い軟毛があり、切ると白い乳液が出る。
葉は対生、葉身は長卵心形で、長さ5~10cm、幅3~6cm。先は尖り、基部は心形。表面は無毛、裏面は白緑色で先は尖る。
花は葉腋から伸びた花序の先に短い総状花序となる。花冠は5裂し、車状鐘形、淡紫色で径約1cm、裂片は片巻状に重なり、内側に長い毛が密生し、先はやや外に反曲して内側の中肋はやや窪み、中心に雄しべが見える。副花冠は幅広い環状で、短く5裂する。萼は5深裂し、裂片は三角状披針形で鋭尖頭。雄しべは副花冠と合着して短い筒となり雄しべを取り囲み、白色の柱頭の付属物が長く突き出ている。
果実(袋果)は長さ8~10cm、幅約2cm。外面はいぼ状の突起があって先はやや角状に尖り、熟すと片側で割れて種子を出す。種子は扁平な楕円形で狭い翼があり、褐色で先に長い白毛がある。
- 分布・生育地 :
北海道~九州 (国外:朝鮮、中国) 日当たりのいい原野
- 花期 : 8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1995年8月27日 新潟県阿賀野市 中上・全体2 2004年9月25日 福岡県北九州市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2014年8月29日 石川県羽咋市 左下・果実(袋果) 2007年10月8日 東京都日野市 下右・葉 2014年8月29日 石川県羽咋市
- 撮影記 :
真夏の頃、草むらに絡み付いて咲いているのを時々見かける。
白鳥の飛来で有吊な新潟県の瓢湖を訪れた際、林縁で多くの花をつけた見事な株があった。
湖には目的のオニバスが咲き、充実した夏の1日になった。
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