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- 科名・属名 : ガガイモ科 オオカモメヅル属
注.APGV・W分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、カモメヅル属(Vincetoxicum) 、学名(V. tanakae)
- 特徴 :
つる性の多年草。
茎は長く伸び、若いうちは密に軟毛がある。
葉は対生し、卵形〜楕円形、長さ3〜7cm、幅2〜4.5cm。質は厚く先は鈍頭または微凸頭、基部は円形またはやや浅心形、全縁。表面は短毛があることが多いが脈上を除き無毛の場合もある。
花は葉腋から花序を出して分枝し、花冠は直径6〜7mm、淡黄色で内部が紫色を帯び、5深裂し、副花冠は雄しべの半分の長さ。裂片は無毛または内面に短毛がある。花柄は長さ6〜10mm、細くて無毛または有毛。
果実(袋果)は双生し八の字形につき、披針形で長さ約5cm。
- 分布・生育地 :
九州(南部)〜沖縄 (国外:日本固有) 暖地の海岸近くの草地、林縁
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2006年9月2日 鹿児島県屋久島 中上・全体2 2012年9月1日 沖縄県西表島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2011年9月25日 沖縄県国頭郡 左下・果実 2017年9月6日 沖縄県石垣島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
九州南部〜沖縄にかけて自生し、よく見かけるのは海岸近くの岩場に垂れ下がっている姿である。
花は淡黄色であるが、中心部が紫色になるのでよく似た仲間と区別できる。
ガガイモ科(現在はキョウチクトウ科)なので面白い形の果実(袋果)がつくが、花に気をとられなかなか撮影できていなかった。
やっと沖縄島の海岸近くの林縁で果実(袋果)の撮影をすることができた。
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