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- 科名・属名 : ガガイモ科 カモメヅル属
注.APG分類では、キョウチクトウ科(APOCYNACEAE)、カモメヅル属(Vincetoxicum)、学名(V. yonakuniense)
- 特徴 :
つる性の常緑の多年草。
葉は対生、葉身は卵形〜卵状楕円形で、長さ3〜8cm、幅1.5〜5cm。先は鈍頭〜鋭頭、基部は切形〜浅心形。、質は膜質、裏面は脈が突出する。葉柄は長さ1〜3cm。
花は葉腋に長さ0.6〜2cmの花序軸の先に傘形状の集散花序となる。花柄は細く、長さ8〜16mm。花冠は車状で5裂し、帯黄白色(稀に紫色を帯びる)で、径1.8〜2.5cm、裂片は三角状卵で、長さ7〜11mm、無毛。副花冠の裂片は三角状卵形で先は鈍く、雄しべよりやや小さい。
果実(袋果)は狭披針形で長さ5〜7cm、幅9〜14mm、無毛。種子は狭い翼があり、長さ6〜8mm。
- 分布・生育地 :
沖縄(与那国・魚釣島) (国外:日本固有) 山地の林縁、林内
- 花期 : 5〜10月?(ほぼ1年中?)
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2013年12月17日 沖縄県与那国島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花(植栽)、以下全て 同 上
- 撮影記 :
何度か与那国島に花の撮影に訪れたが、与那国島特産種で花の白っぽいのが特徴のこの花には出会えていなかった。
現地の方の話では点々と見られるというので林縁や道端を注意していたところ、果実(袋果)がぶら下がっているのに気がついた。
いくつか果実はあったものの、花はいくら探しても見当たらず、花の写真は「アヤミハビル館」の植栽品を使った。
夏から秋にかけてが花の季節のようであるが、少ないながら年中花が見られるとも聞くので、早く自生の花と差替えたい。
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