ゴマノハグサ(胡麻の葉草)

Scrophularia buergeriana


ゴマノハグサ

  • 科名・属名 :
     ゴマノハグサ科 ゴマノハグサ属

  • 特徴 :
     草丈90〜150cmの多年草。
     茎は直立し、4角に角ばる。
     葉は対生し、卵形で長さ6〜8cm、幅3〜4cm。先は尖り、基部は円形。質はやや厚く、縁に尖った鋸歯が多数ある。
     花は茎の先に20〜40cmの細長い総状花序となってやや密に多数つき、花冠は壷形で先は唇形、黄緑色で長さ6〜7mm。
     果実(刮ハ)は卵形で長さ約5mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方南部、中部、中国地方)、九州 (国外:朝鮮、中国北〜東北部)
     やや湿った草地

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1995年7月2日 茨城県水海道市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序    同  上
     下左・花 2015年8月30日  広島県庄原市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     関東や中部それに九州でも見ているのでどこにでもあるかと思ったら、その3地域だけに分布するとのことである。
     どこでも、草原のやや湿り気のあるところにひょろっと生えており、あまり群生しているのは見たことがない。
     この花の咲く時期は真夏で、この写真を撮った茨城県の湿地は葦が生い茂り、暑さと草いきれで汗だくになりながらの撮影だった。

  • 葉

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花序

花