ハマクワガタ(浜鍬形)

Veronica javanica


ハマクワガタ

  • 科名・属名 : ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
     注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)

  • 特徴 :
     草丈10〜50cmの2年草。
     茎は枝分かれして斜上し、曲がった毛が生える。
     葉は対生し、葉身は三角状卵形で長さ1.5〜4cm、幅1〜2.5cm。先は尖り、基部は切形、縁には不規則に裂けた粗い鋸歯がある。両面に毛がまばらにある。
     花は上部の葉腋から長さ3〜6cmの細い花序を出し、まばらに花をつける。花冠は淡いるり色で、径2〜2.5mm。萼は4裂し、裂片は狭倒卵形で先は鈍頭、外側には軟毛が生える。
     果実(刮ハ)は平たい倒心形、長さ2〜2.5mm、幅2.5〜3mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(静岡、大阪、山口県)、九州、沖縄、小笠原諸島 (国外:台湾、中国、東南アジア〜インド、アフリカ)
     海岸近くの荒地

  • 花期 :   (3-)4〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2006年5月28日 鹿児島県屋久島
     中上・全体2 2017年3月15日  沖縄県うるま市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)中下・花    同  上
     左下・果実 2017年3月17日  沖縄県国頭郡
     右上・葉、右下・茎 2017年3月15日  沖縄県うるま市

  • 撮影記 :
     いくつかの図鑑や本に出ているものの、花の閉じている写真が多く全開しないのかと思っていた。
     強い直射日光をある程度の時間浴びないと花が開かず、また、日が陰るとすぐに閉じてしまうようだ。
     地元の人ならともかく、遠くからきたhamistは山や谷に入ってしまことが多いので、この花の全開の姿には会えないことになる。
     今回も、全開の花を撮影するため昼に山を降りてきたのだが、日差しが弱く半開状態だった。
     その後、久し振りに沖縄でであったが、やはり半開状態だった。平開することはないのか?

  • 葉

    茎

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花

果実