ハチジョウコゴメグサ(八丈小米草)

Euphrasia hatijoensis


ハチジョウコゴメグサ

  • 科名・属名
  • : ゴマノハグサ科 コゴメグサ属

  • 特徴

  •  草丈3〜13cmの半寄生の1年草。
     茎はあまり分枝せず、曲がった白い毛が生える。
     茎の中部の葉は大きく、長楕円形または倒披針形で、基部はくさび状に狭まって葉柄状になり、縁に2〜4対の鋸歯がある。
     萼は狭い鐘形で4つに裂け、花は白色で紫色の筋があり、下唇の中央に黄斑がある。下唇は幅が広く、上唇より長い。

  • 分布・生育地

  •  本州(伊豆七島の八丈島、御蔵島)
     山頂の草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2000年7月27日 東京都八丈島

  • 撮影記

  •  八丈島は伊豆七島では本土から最も遠く、昔は遠島の刑を受けた流人の送られた島だった。
     島の周囲を流れる黒潮のせいで暖かく、多くの南方系の植物や、島の気候に対応した変種が知られている。
     この花は山頂付近の火山土壌や草地に生育している。草丈の低い割には大きな花を咲かせる。といっても小さな花であるが。

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