ヒメクワガタ(姫鍬形)

Veronica nipponica


ヒメクワガタ

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 クワガタソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     茎には白毛が生え、葉は対生し1〜2cmの楕円形で柄がなく、先はやや尖り、縁に鈍い鋸歯がある。
     花は茎の先に短い花序を作り、数個の淡紅紫色の花をつける。刮ハ(果実)は先端がへこむ。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方の日本海側〜東北)
     高山の草地や礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1982年8月21日 長野県白馬岳

  • 撮影記

  •  北アルプスや白山、東北の高山で見られる。花が小さくややまばらにつくため、気がつかないことも多い。
     中央・南アルプスにはよく似たシナノヒメクワガタがあり、違いは果実の先が本種はくぼんでいることである。残念ながら果実の写真を載せることができなかった。

    同じ科の仲間の花