イワブクロ(岩袋)

Penstemon frutescens


イワブクロ1

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 イワブクロ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cmの多年草。
     根茎は地中を這って株を作り、4角の稜のある茎を立ち上げる。葉は対生し、厚く鋸歯がある。
     花は茎の先に5〜15個密集し、淡紫色で長さ2.5cm程度の花が横向きに咲く。花茎と萼には長毛が生える。
     別名タルマイソウ。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(東北の一部高山)
     高山帯の岩場や礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1980年7月28日 北海道大雪山
     花 1980年7月27日 同上
     下は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  北海道や東北の高山で、他の草が生えていない礫地に固まりを作って生え、花も大きいことからよく目に付く。
     北海道には特に多く、大雪山などでは1m四方に広がっているような株も見た。
     別名のタルマイソウは、北海道の樽前山から付けられている。

    同じ科の仲間の花
イワブクロ2