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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 キクガラクサ属
注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)
- 特徴 :
草丈3〜6cmの多年草。
細長い地下茎を伸ばし、節ごとに根を出し、葉を1枚つける。
葉は広卵形で羽状に深裂し、長さ2.5〜6cm。葉柄は長さ2〜4cm。
花は葉腋から長さ3〜6cmの長い花柄を出して1花つけ、花冠は白色、鐘形で径7〜8mm、先は5裂する。萼は鐘形で半ばまで5裂し、外側には花筒内部、花柄とともに密に軟毛がある。
果実(刮ハ)は球形で径4蚊らmm、種子は径1.5mm。
- 分布・生育地 :
本州(近畿、中国地方)、四国 (国外:日本固有) 山地のやや湿り気のある林縁
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
2016年5月30日 兵庫県姫路市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
兵庫県西部の山中、沢沿いの湿った場所に菊のような葉を持ったこの植物が地面を覆っていた。
しかし、丁度いいはずの花は、暖かさで花期が早まっていたためか、終わりがけのやや萎びかけた花がわずかに咲いているだけだった。
これでは絵にならない、もう少し花期が遅いという別の自生地に移動すると、ここでは沢沿いの道端に点々と花が残っていた。
日本の固有種で、葉の形が菊に似、または唐草模様のように見えることから和名がつけられている。
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