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- 科名・属名 :
ゴマノハグサ科 コゴメグサ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの1年草。
茎は直立して単一または疎らに分枝する。
葉は対生し、卵形で幅が広く、長さ5〜10mm。鋸歯の先が鋭く尖る。
花は茎の上部に花穂を作り、花冠は白色で唇形、長さ8〜9mm。萼は短く、花冠の長さは萼の2.5〜3倍ある。
- 分布・生育地 :
本州(近畿北部〜中国地方)、九州北部 山地の岩場、礫地、荒地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
2012年10月5日 島根県三瓶山 中・花 同 上 下・葉 同 上
- 撮影記 :
礫交じりの登山道の法面、その花は申し訳なさそうに茎頂に最後の花を咲かせていた。
本来ならはっきり見えるはずの下唇の黄斑もなく、この花としてアップするのにはふさわしくないのだが仕方がない。
コゴメグサの仲間は変種が多く同定には苦労するのだが、この花は近畿北部〜九州北部の山地に生え、葉が丸くて鋸歯が尖り、花冠の長さが萼の2.5〜3倍あるのが相違点とされている。
本来の花の盛期は8月末〜9月にかけてで、もっとこの花にふさわしい姿のものを撮影し差し替えたい。
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