ママコナ(飯子菜)

Melampyrum roseum var. japonicum


ママコナ

  • 科名・属名
  • : ゴマノハグサ科 ママコナ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの半寄生の1年草。
     葉は対生し、長卵形で、長さ2〜8cm、両面に短毛が生える。
     枝先に長さ3〜10cmの花序をつけ、紅紫色の花を多数つける。花軸や萼には白毛が密に生える。花喉の両側に白色の斑がある。
     苞が葉状になり、先は尖り、両縁に毛状になった長い鋸歯がある。
     花の白いものがあり、
     シロバナママコナ( f. leucanthum )という。

  • 分布・生育地

  •  北海道(西南部)〜九州  山地の林下

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年8月1日 山梨県大菩薩峠
     アップ 1987年9月23日 京都府大江山
     白花 2007年7月22日 長野県北佐久郡

  • 撮影記

  •  夏から秋にかけて林下でよく見かける半寄生の植物である。
     よく似た仲間が沢山あり、葉状になった苞の縁にある毛状の鋸歯の生え方や、花の喉部にある斑紋の色などで区別する。下の写真でもわかるように、この花が鋸歯が一番多い。
     和名の由来は、花の下唇にみられる白い突起を米粒に見立てたという説と、果実の形からきているという2つの説がある。
     中には花の白いものがあり、シロバナママコナという。

    同じ科の仲間の花
花アップ

シロバナママコナ