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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ウンラン属
注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)、マツバウンラン属(Nuttallanthus)、属小名変わらず
- 特徴 :
草丈30〜60cmの2年草。帰化。
茎は基部で分枝して直立し、無毛。
葉は下部のものは対生または3〜4個輪生、上部のものは互生、葉身は線形、で長さ1〜3cm、幅0.3〜1mm。先は尖り、1脈がある。
花は枝先に穂のような総状花序になって多数つく。苞は線形、長さ1〜2mm。花柄は長さ2〜4mm。花冠は仮面状の唇形、長さ約4mm、紫色で下唇の下部は隆起して白色、基部は後方に伸びる1.5〜2mmで線形の距がある。萼は基部近くまで5裂し、裂片は披針形で先が尖り、花期で約2mm、果期で約3mm。
果実(刮ハ)は球形、径約9mm、多数の種子が入る。種子は角ばった楕円形、長さ約0.5mm。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産)(本州(関東〜瀬戸内沿岸)に帰化) (国外:原産地以外アジア、南アメリカの温帯に帰化) 荒地、道端
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年5月6日 愛知県新城市 中・全体2(群生) 2015年5月18日 三重県三重郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2011年5月6日 愛知県新城市 右下・葉 2024年4月21日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
この花の道路端、特に中央分離帯のすき間に群生しているイメージだ。
これまで何度もそのような場面で出会ったが、交通量の多い道ではカメラを構えての撮影とはならず、撮影し損ねていた。
愛知県にシャクナゲを撮影に出かけた帰り、道端の休耕畑でこの花が群生しているのに出会い、ここでは車を気にせずゆっくり撮影できた。
三重県の川沿いの荒地では中の写真のように大群落を作り咲いていた。

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