ミヤマコゴメグサ(深山小米草)

Euphrasia insignis


ミヤマコゴメグサ

  • 科名・属名
  • : ゴマノハグサ科 コゴメグサ属

  • 特徴

  •  草丈5〜20cmの半寄生の1年草。
     茎には下向きの白く曲がった毛が生える。
     葉は対生し、中部の葉が大きく、倒卵形で基部は急に細くなってくさび形、縁の上半分に鈍い鋸歯がある。
     花は白色で紫色の筋がある。下唇は上唇より長く、中央に黄斑と長い毛がある。萼の先は尖る。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北〜近畿地方の日本海側)
     亜高山帯〜高山帯の乾いた草地、礫地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月9日 長野県白馬岳
     アップ 1983年8月7日 同上

  • 撮影記

  •  北アルプスで見かけるコゴメグサは、ほとんどが本種といって間違いないだろう。
     白馬岳にはトガクシコゴメグサも知られているものの、トガクシは葉の鋸歯がかなり尖るので、あまり尖らない本種と見分けられる。
     礫地や草地でも他に大きい草のないところが好みのようで、そんな場所で多くの花をつけて存在を主張している。

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花アップ