ミヤマママコナ(深山飯子菜)

Melampyrum laxum var. nikkoense


ミヤマママコナ

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 ママコナ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの半寄生の1年草。
     葉は狭卵形または長楕円状披針形で、先は尖り、基部は狭まって柄になる。両面には毛が散生する。
     花は上部の葉腋毎に1花、または茎の先端に4〜5cmの花序となり、紅紫色で花喉部が黄色の斑紋となる花をつける。
     苞の縁に鋸歯はない。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(中北部・中国地方西部)
     深山の林縁や草地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月11日 長野県八方尾根

  • 撮影記

  •  ママコナ類の区別は苞の葉牙(トゲ)でおこない、本種は苞に葉牙がない。また、下唇の喉部の突起が黄色であるのも見分ける際の参考である。
     名のとおりやや深山性で、この写真もロープウエイで高山帯まで登れ、高山植物や花の多い八方尾根の草地に咲いていた。
     しかし、八方尾根は花も多いが人も多い。リフトを使わないで歩くという方法をとると、ゆっくり花の観察や撮影ができる。

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