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- 科名・属名 :
ゴマノハグサ科 クワガタソウ属 注.APG分類では、オオバコ科(PLANTAGINACEAE)
- 特徴 :
草丈10〜20cmの1年草。
茎はまばらに分枝し毛がないか、まばらに腺毛が生える。
葉は茎の下部では対生、上部では互生し、広線形〜狭披針形、長さ6〜25mm、幅2〜5mm。先は鈍く、無毛で、全縁か不明瞭な鋸歯がある。
花は葉腋のごく短かな花柄の先に1個つき、花冠は皿形で広く開いて4裂し、径約2mm、白色でやや淡紅色を帯びる。
果実(刮ハ)は扁球形で先はややへこみ、長さ2〜3mm、幅3〜4mm。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:アジア、オーストラリア、アメリカ) 田や畑の湿った所
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
1994年5月21日 茨城県水海道市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2016年4月19日 神奈川県川崎市 下左・果実 2014年3月21日 沖縄県石垣島 下右・葉 2016年4月19日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
変わった名前の由来は、この花の子房にゾウムシが卵を産みつけることが多く、そこが膨らみ下左の写真のように虫えい(虫こぶ)のようになって果実のように見えることから付けられている。
花は小さな白色で少し淡紅色を帯びていて目立たない。
田んぼや畑の湿った場所に生える俗に言う雑草で、花も小さく注意して見ていないと気がつかないことが多い。
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