オニシオガマ(鬼塩竈)Pedicularis nipponica |
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ゴマノハグサ科 シオガマギク属 草丈40〜100cmの半寄生の多年草。 茎はあまり分枝せず直立し、全体に白い毛がやや多く生える。 葉は根際に対生し4〜6枚つき、10〜30cmの葉柄と、同長で長卵形の葉身を持ち、羽状に全裂する。茎につく葉は小さい。 花は、茎の先に10〜20cmの花穂をつけ、桃色で唇形の花をややまばらにつける。 本州(石川県以北の日本海側) 深山の湿った谷間 1982年8月21日 長野県白馬栂池 シオガマの仲間では、草丈も高く、花も大きいことからよく目立つ。 晩夏の頃、白馬岳の山麓にある栂池自然園を訪れると、この花が所々に見られる。 シオガマの仲間は半寄生と記されている。こんなに大きく育ち、緑の葉をつける植物が本当に半寄生なのかと不思議に思う。 同じ科の仲間の花 |