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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ママコナ属
- 特徴 :
草丈40〜80cmの半寄生の1年草。
葉は対生、葉身は披針形、長さ4〜6cm、幅1〜2cm。先は尾状に尖り、基部は広いくさび形、全縁、両面とも無毛。葉柄は長さ1〜1.5cm。
花は枝先に長さ4〜10cmの穂状花序となり、多くの花をつける。花冠は長い筒状で先は唇形になり、長さ約3.5cm、上部は紅紫色を帯びるが、花筒基部はほとんど白色。苞は卵形〜矢じり形、先は鈍く、基部の両縁に1〜数対の刺毛状の歯牙がある。
- 分布・生育地 :
本州(和歌山県) (国外:日本固有) 山地林下
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年10月6日 和歌山県 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
急斜面の明るい林下、点々とママコナが咲いていた。遠くから見ても花冠の長いことが分かる。
図鑑には花冠の長さが約3.5cmあり、それが本種の特徴とされているので、メジャーで計ると、中下の写真のように確かに3.5cm程度の長さがあった。
比較的最近発表された種で、機会があって和歌山県まで撮影に出かけた。
この花の自生地は何の変哲もない場所のように思えるが、地元の方によるとここでしか見つかっていないとのこと。
似たような場所は他にもあると思われるが、土壌や湿度などここでしか生きられない訳があるのだろう。
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