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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 モウズイカ属
注.APG分類では、学名(V. lattaria f. erubescens)
- 特徴 :
草丈50〜120cmの2年草。逸出帰化。
茎は直立またはわずかに上部で分枝し、ほとんど無毛。
根生葉は地際にロゼット状につき倒披針形で、短い柄があり、茎葉の葉身は長楕円形〜卵形、長さ3〜10cm、幅1〜3cm。茎葉は互生、下部の葉は先が円く大きな鋸歯があり、上部の葉は先が尖り、基部はやや茎を抱き、鋸歯は小さく、無柄。
花は茎の先に総状花序となって節ごとに1花つけ、花冠は白色、皿形で5深裂し、径2.5〜3cm。雄しべは5個、うち2個はやや長い。萼は基部近くまで5裂し、裂片は狭長楕円形で先は尖り、長さ3〜4mm。
果実(刮ハ)は球形で、径約1cm、腺毛が生え、多数の種子がはいる。
別名 エサシソウ
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ、アジア、北アフリカ原産)(北海道、本州に逸出帰化) (国外:原産地の他南北アメリカ、オーストラリアにも帰化) 道端、荒地
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年7月9日 北海道知床半島 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
基本は黄色の花をつけるモウズイカで、白花はその品種にあたり、北海道西南部に多いことから、「エサシソウ(江差草)」の別名もある。
知床半島の奥に出かけた際、朝、途中の道端で見つけ、夕方、帰る際に撮影した。
本州にも帰化しているようだが北海道西南部には多いらしく別名エサシソウと呼ばれている。
道端や荒地などに逸出すたものが見られ、知床で見つけた株はガードレールが撮影の邪魔だったが、逆に植生環境がよくわかるだろう。

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