シロバナモウズイカ(白花毛蕋花)

Verbascum blattaria f. albiflorum


シロバナモウズイカ

  • 科名・属名 :
     ゴマノハグサ科 モウズイカ属

  • 特徴 :
     草丈50〜120cmの2年草。帰化。
     茎は直立またはわずかに上部で分枝し、ほとんど無毛。  根生葉は地際にロゼット状につき倒披針形で、短い柄があり、茎葉は、長楕円形〜卵形、長さ3〜10cm、幅1〜3cm。下部の葉は先が円く大きな鋸歯があり、上部の葉は先が尖り、基部はやや茎を抱き、鋸歯は小さい。
     花は茎の先に総状花序となって節ごとに1花つけ、花冠は白色、皿形で5深裂し、径2.5〜3cm。
     果実(刮ハ)は球形で、径約1cm、腺毛が生える。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)  道端、荒地

  • 花期 :  7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年7月9日  北海道知床半島
     中・花、下・茎葉    同  上

  • 撮影記 :
     基本は黄色の花をつけるモウズイカで、白花はその品種にあたり、北海道西南部に多いことから、「エサシソウ(江差草)」の別名もある。
     知床半島の奥に出かけた際、朝、途中の道端で見つけ、夕方、帰る際に撮影した。
     本州にも帰化しているようだが北海道に多く、道端などで見られ、写真にはガードレールが邪魔だったが、逆に植生環境がよくわかる。

  • 同じ科の仲間の花
花

茎葉