シソバウリクサ(紫蘇葉瓜草)

Lindernia setulosa


シソバウリクサ

  • 科名・属名

  •  ゴマノハグサ科 アゼトウガラシ属

  • 特徴

  •  草丈10〜30cmの1年草。
     茎は分枝して地上を這い、粗い毛がある。
     葉は対生し、広卵形〜卵形で、長さ8〜16mm、幅7〜13mm。先は尖り、縁には5〜7個の尖った鋸歯がある。表面や縁にはまばらに粗い毛がある。
     花は葉腋から花柄を出し、1個ずつつく。花冠は白色、唇形で長さ6〜8mm。雄しべ4個のうち下側の2個には根棒状の突起がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(紀伊半島)、四国南部、九州南部
     暖地の林縁の湿った所

  • 花期
  • : 8〜10月(九州島嶼は6月〜)

  • 撮影月日・場所

  •  2006年6月11日 鹿児島県奄美大島
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  目的のランにはちょっと早いかもしれないが、この花はまず見られるだろうと、奄美花見行の撮影予定リストにあげていた。
     予想通り林縁で本種の株は見つかったものの、肝心の花は蕾ばかりでひとつも開花していない。花期が早いのか、小雨という天候のせいなのか、いずれにしてもガッカリだ。
     思い直して、日当たりのいい場所ならとあちこち探すと、わずか数株だけ咲いているのを見つけた。思ったより草丈も花もずっと小さく控え目だった。

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花アップ