タカネママコナ(高嶺飯子菜)

Melampyrum laxum var. arcuatum


タカネママコナ1


  • 科名・属名 : ゴマノハグサ科 ママコナ属
    注.APG分類ではハマウツボ科(OROBANCHACEAE)、属名以下学名変わらず

  • 特徴 :
     草丈10〜20cmの半寄生の1年草。
     葉は対生、葉身は卵形または長楕円状披針形で長さ1〜3cm。
     花は葉腋に1花ずつつく。苞は狭披針形で細く、縁に歯牙はない。花冠は黄白色から白色、下唇にある斑紋は黄色。

  • 分布・生育地 :
     本州(秩父山地、八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰山) (国外:日本固有)
     亜高山帯の林縁や礫地

  • 花期 :  7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2004年9月2日  群馬県藤岡市
    中上・全体2 1995年9月23日  群馬県妙義山
    中下・全体3 2007年7月22日  長野県佐久市
    (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック)
    左下・花 1995年9月23日  群馬県妙義山
    右上・葉1 2004年9月2日  群馬県藤岡市
    右下・葉2 2007年7月22日  長野県佐久市

  • 撮影記 :
     私の花見行は、盛夏の頃は高山植物を求めて高い山に登ることが多く、晩夏から秋にかけては深山や中低山が多い。
     この花も、関東や中部の一部の山に限って見られ、生育地では群生していることも多く、小さな花ながらまとまるとなかなか見応えがある。
     ママコナ類の花は赤紫色系が多いなかで、唯一この花だけが黄白色であるので間違えることはないが、他にも全体に小型であることや、苞が狭披針形であることが異なる。

  • 葉1

    葉2

    同じ科の仲間の花
タカネママコナ2

タカネママコナ3

花