ヤクシマシオガマ(屋久島塩竃)Pedicularis ochiaiana |
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ゴマノハグサ科 シオガマギク属 草丈20〜50cmの多年草。 茎は直立するかやや斜上し、下部には曲がった毛がある。 葉は対生し、長さ7〜11cm、羽状に全裂し裂片はさらに深裂、縁には重鋸歯がある。下部の葉は大きいが上部の葉は小さく、両面に毛が散生する。 花は茎の先に3〜5花穂を作り、5〜10個つける。花冠は淡紅色で長さ2.5〜3cm。上唇はかぶと形で中部で急に曲がり、下唇は広く開いて中ほどまで3裂する。 鹿児島県(屋久島) 高地のやや湿り気のある草地 2006年9月3日 鹿児島県屋久島 中、下・花アップ 同 上 ヤクシマ○○と名づけられた花は、本土の同種の花に比べ矮小化したものが多い。 ところが、この花だけは小さいどころか可愛らしいというシオガマのイメージさえ変えてしまうような大きな花を咲かせていた。 一度の花見行で多くの花に出会えても、盛期の花に出会うことは少ない。今回多くの花に出会えたが、この花は今が盛りといえるような咲き具合だった。 屋久島の固有種の多くは高地にあり、どの花もそれなりのアルバイトは必要であるが、この花は1600m以上の標高あたりに多いので、散歩気分ではたどりつけない。 同じ科の仲間の花 |
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