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 科名・属名 : ハエドクソウ科 ハエドクソウ属
 特徴 :草丈50〜70cmの多年草。
 茎は直立して、しばしば上部で分枝し、下向きの短い毛がある。
 葉は対生し、卵円形〜長楕円形で長さ7〜10cm、幅4〜7cm。質は薄く、縁には粗い鋸歯がある。
 花は穂状につき、花冠は唇形、白色でしばしば淡紅色を帯び長さ約5〜6mm。蕾の時は上向きで、開花時は横向き、実になると下向きになる。
 果実は先端がかぎ状に曲がり、動物にくっついて運ばれる。
 別名 ハエトリソウ
 葉が細長い品種があり、
 ●ナガバハエドクソウ(f. oblongifolia)(左下の写真)という。
 分布・生育地 :北海道〜九州  丘陵や低山の林下
 花期 :   7〜8月
 撮影月日・場所 :上・全体1 1991年8月18日  北海道根室市
 中1・全体2 2006年7月30日  長崎県対馬
 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
 中2・花序 2017年7月17日  神奈川県横浜市
 中3・花 2005年8月28日  東京都高尾山
 中4・果実 2020年7月16日  神奈川県真鶴半島
 左下・ナガバ 2023年7月5日  東京都八王子市
 (左下は拡大写真あり、写真をクリック)
 右下・葉 2017年7月17日  神奈川県横浜市
 撮影記 :植物体に有毒成分を含み、擂りおろした汁を使って蝿取り紙などを作ったことから和名がつけられているそうだ。
 本当に蝿を殺せるだけの殺虫力があるのかどうか試したことはないが。
 草丈の大きさに比べ花は小さく、花のアップを撮影しようとすると、わずかな風でもブレてしまい、無駄なカットが何枚もできてしまう厄介な花である。
  
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