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- 科名・属名 : ハイノキ科 ハイノキ属
- 特徴 :
高さ約10mになる常緑小高木。
幹は直径10〜30cmで、樹皮は帯黒色で平滑。1年枝は黄緑色で著しい稜角がある、
葉は互生し、楕円形〜長楕円形で、長さ3〜8cm、幅1〜4cm。先は鈍頭または短く尖り、縁は疎らに微鋸歯があるかやや全縁。質はやや薄く、両面無毛。葉柄は3〜10mm。
花は葉腋から短い集散花序となって密につき、花冠は白色〜淡黄白色、長さ3.5〜4mm。雄しべは長さ約4mmで20〜30(−35)本と多数ある。苞は長さ1〜1.5mm、小苞は長さ1.5〜2mm。
果実(核果)は楕円形、長さ7〜11mm、紫黒色に熟す。
別名 リュウキュウクロキ
- 分布・生育地 :
九州(奄美大島以南)〜沖縄 (国外:日本固有) 低地〜山地の林内
- 花期 : 12〜2月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年1月15日 沖縄県国頭郡 中上・全体2 同 上 中中・全体3 2014年1月20日 沖縄県石川市 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2018年1月15日 沖縄県国頭郡 左下・果実 2020年6月14日 同 上 右上・葉(表)、右下・葉(裏) 2018年1月15日 同 上
- 撮影記 :
本州(中国地方)〜九州にかけて分布するクロキに近縁な種で、葉や全体がが少し小さいのが特徴である。
沖縄の1月末、真冬にもかかわらず、陽の光が降り注ぐ山道は、正直な所暖かいというより暑いという感じで、薄手の上着を脱いでも汗が吹き出るのは止まらなかった。
そんな急な山道の途中、この花が咲き始めていた。真冬なのにさすが沖縄と思いつつ、休憩をかねてゆっくり撮影した。
後日、沖縄島北部の林道際で満開の花をつけた立派な株に出合った。
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