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- 科名・属名 :
ヒルガオ科 ツタノハヒルガオ属
- 特徴 :
長さ20mにもなるつる性の多年草。帰化。
茎は茶褐色で他のものに絡みつき、樹冠を覆い尽くすように広がる。
葉は互生し、頂小葉は掌状で普通7深裂し、長さ10〜20cm、幅6〜8cm。先は鋭頭で縁は全縁。葉柄は長さ7〜15cm。側小葉は左右対称で各3個、下部のものほど小さい。
花は1花柄に3〜5花つき、花冠は黄色、漏斗形で径4〜7cm。
果実の萼片は径5〜7cmで5裂し、先が反曲しこれがバラの花のように見える。果実は径約3cm、膜質で中に約2cm程度の種子が1〜3個入る。
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アフリカ〜インド原産) (国外:世界中の熱帯〜亜熱帯域に帰化) 林縁、樹冠
- 花期 : 11〜1月
- 撮影月日・場所 :
2015年12月1日 沖縄県名護市 中下を除き、全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・果実1 2016年5月12日 沖縄県国頭郡
- 撮影記 :
ヒルガオ科の黄色の花は自生種にはないが、帰化種では何種かあり、冬〜春にかけて目を楽しませてくれる。
この花も帰化種で、図鑑では沖縄や小笠原に帰化していると記されている。
特徴は、下左の写真でもわかるように、花の終わった後、萼片が5裂して広がり、果実全体がバラの花のように見えることである。
和名もそこからきているが、英語名でもwood roseと同じように見えているようだ。
初冬の1日、名護市を見下ろす道路端、手すりや樹冠を覆ってこの植物が広がり、点々と花が咲いていた。
この帰化のアサガオ、どんどん広がっているようで、以前は見なかったやんばるの森の林道脇でも大群落を作っていた。
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