マルバアサガオ(丸葉朝顔)

Ipmoea purpurea


マルバアサガオ1

  • 科名・属名
  • : ヒルガオ科 サツマイモ属

  • 特徴

  •  数mになるつる性の1年草。逸出帰化。
     茎はよく分枝して下向きの毛が密生する。
     葉は互生し、円形で長さ3〜10cm、幅2.5〜10cm。先は急に尖り、基部は心形、表面は縮緬状でざらつく。葉柄は2〜10cm。
     花は葉腋から出る花序に1〜5個散形状につき、花冠は漏斗状で直径5〜8cm。紅紫色が多いが、濃紫色〜白色まで変化が多い。
     開花後、果実は下を向くという他のアサガオにはない特徴がある。

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(熱帯アメリカ原産)
     道端、荒地

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年9月26日 三重県熊野市
     中 2005年10月23日 東京都八王子市
     下、左右 2010年9月26日 三重県熊野市

  • 撮影記

  •  熱帯アメリカ原産の園芸種で、江戸時代に観賞用として渡来した。
     大きな花が咲き、花期も長いせいか、各地で栽培されている。
     長く蔓を伸ばして繁茂するためカキネ(垣根)アサガオとも呼ばれといるが、事実、鉄道や道路のフェンスなどを覆って広がり、花を咲かせているのをよく目にする。
     繁殖力が強いので、いったん帰化すると増え続けるようで、ある場所では地元の方から「この花矢鱈増えて邪魔でしょうがないの」と文句を言われた。

    葉

    同じ科の仲間の花
マルバアサガオ2

花