ミミバフサアサガオ(耳葉房朝顔)

Merremia umbellata var. orientalis


ミミバフサアサガオ1

  • 科名・属名 :
     ヒルガオ科 ツタノハヒルガオ属
     注.APG分類では学名(Merremia umbellata subsp. orientalis)

  • 特徴 :
     つる性の多年草。帰化。
     茎は硬質で多数分枝し他のものに絡みついて10〜20mになる。
     葉は対生し、卵状楕円形〜広卵形で長さ6〜15cm、幅4〜10cm。先は尖り、両面に白色の毛がある。
     花は3〜8cmの花茎の先に、複散形花序を作り、直系2cm程度の花を多数つける。花冠は橙黄色。

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アジア原産)(日本では沖縄) (国外:アフリカ、アジア、南北アメリカなどに広く帰化)
     林縁

  • 花期 :  12〜2月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年1月26日  沖縄県西表島
     中 2007年2月17日    同  上
     (中、上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花 2005年1月26日    同  上

  • 撮影記 :
     帰化種には間違いないものの、濃黄色のアサガオは見たことがなかった。そんなアサガオのイメージにないような花が、道路際の木に絡みついて咲いていた。後で名前を調べられるようにと、花や葉をしっかり撮影した。
     しかし、沖縄には見たこともないような帰化種が多く、名前を調べるには苦労する。この花もしばらくヒルガオ科SP.であった。
     ある時、石垣島で見かけた本にこの花の写真が掲載されていて、やっと本種とわかった。熱帯アジア原産らしい。
     残念ながら、その後何度か見ているが、見つけた場所では絶えてしまったようだ。帰化種にはよくそんなことがある。
     2007年、再び発生していた。今度は以前よりも広範囲に広がっていた。しばらくは見られるだろう。

  • 同じ科の仲間の花
ミミバフサアサガオ2

花