ノアサガオ(野朝顔)

Ipomoea indica


ノアサガオ

  • 科名・属名 : ヒルガオ科 サツマイモ属

  • 特徴 :
     つる性の多年草。
     茎には多少毛がある。
     葉は心形、長さ5〜15cm、幅4〜8cm。先は鋭く、分裂しないか時に3浅裂し、表面脈上や裏面にやや伏毛がある。葉は有柄。
     花は直径6〜7cmの漏斗状、花冠は淡青色で朝咲いて夕方には紅色になってしぼむ。
     花柄は長さ2〜10cm、途中に対生する細長い披針形の苞がある。萼は披針形、長さ1〜2cmで細長く伸びるが、反曲しない。
     果実は球形、径約1cm、種子は黒色。
     白い花をつけるものがあり、
     シロバナノアサガオ(f. albiflora)(左下の写真)という。

  • 分布・生育地 :
     本州(紀伊半島、伊豆七島、小笠原諸島)、四国(南部)、九州(西部、南部)、沖縄 (国外:台湾、中国(南部)〜世界の熱帯域)
     海岸の草地や崖

  • 花期 :   3〜12月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 1994年12月25日  鹿児島県奄美大島
     中・花 2017年5月20日  鹿児島県屋久島
     左下・白花 2007年12月2日    同  上
     (上、左下は拡大写真あり、写真をクリック)
     右下・葉 2017年5月20日    同  上

  • 撮影記 :
     南西諸島にはアサガオの仲間が数多い。その中でもこの花を目にすることが一番多いだろう。道路際だろうが林縁だろうが至るところに絡み付いて咲いている。
     ただ、午前中は中の写真のような青紫色の花も、午後になると上の写真のように赤紫色に変色してしまう。
     しかし、午前中撮影しても、この青紫色は最もフィルムに出しにくい色だ。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花

シロバナノアサガオ