ツタノハヒルガオ(蔦の葉昼顔)

Merremia hederacea


ツタノハヒルガオ1

  • 科名・属名 :
     ヒルガオ科 ツタノハヒルガオ属

  • 特徴 :
     つる性の1年草。帰化
     茎は長さ1〜3mになって地上を這う。毛はない。
     葉は三角状卵形〜腎形、長さ2〜4cm、全縁または3裂して先は尖りツタの葉状になる。
     花は葉腋から出た花柄の先に3〜5個つき、花冠は濃黄色〜黄色直径1.5cm程度。

  • 分布・生育地 :
     帰化(熱帯アジア原産)(日本では奄美大島〜沖縄、小笠原) (国外:アジア、オーストラリア、アフリカに広く帰化)
     荒地、道端

  • 花期 :  10〜12月?

  • 撮影月日・場所 :
     2005年11月5日  沖縄県西表島
     下 2006年12月3日  沖縄県南大東島
     (2枚とも拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     西表島への本格的な撮影行は初めてとはいえ、初めて見る植物の宝庫であった。今では、「またこの花か」と見過ごしてしまう花も、当時は興奮させられた。
     道路際の何の変哲もないその荒地にも、見たことのない花が咲き乱れていた。
     そこで花期も終りがけの小さな黄色のアサガオを見つけ、名前はわからなかったが大喜びした。
     その後本種とわかったものの、初めに見つけた場所では消えてしまった。
     2005年、ふと入り込んだ荒地で久々にこの花を見つけた。
     今度は花期もちょうどよく、上の写真のように多くの花が咲いていた。
     熱帯アジア原産の帰化植物で、日本では奄美大島〜沖縄、小笠原の暖かい地域に帰化している。本土でも発生することがあるらしいが、冬越ししないようだ。

  • 同じ科の仲間の花
ツタノハヒルガオ2