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ジンヨウイチヤクソウ（腎葉一薬草）

Pyrola renifolia

ジンヨウイチヤクソウ１

科名・属名　：　イチヤクソウ科　イチヤクソウ属
　注.ＡＰＧ分類ではツツジ科(ERICACEAE)、属名以下学名変わらず

特徴　：
　草丈５～１５ｃｍの多年草。
　葉は常緑で根際にまとまってつき、葉身は腎状円形で長さ１～２ｃｍ、幅１．５～３ｃｍ。先は円いかややへこみ、基部は心形、表面の脈に沿って白班がある。葉柄は長さ２～５ｃｍで、細い。
　花は花茎の先に２～６個つく。花茎には鱗片葉がないか、線形の小さな葉が１個ある。花冠は緑白色で、直径約１ｃｍ。萼片は卵状円形で小さく、長さ、幅とも約１ｍｍ。花柱は湾曲し、長さ６～８ｍｍ。

分布・生育地　：
　北海道～本州（中部地方以北）　（国外：朝鮮、中国(東北部)、アムール、サハリン）
　亜高山帯の針葉樹林下

花期　：　６～８月

撮影月日・場所　：
　上・全体１　2005年7月23日　　長野県八ヶ岳
　中・全体２　2023年7月4日　　山梨県八ヶ岳
　(上、中は拡大写真あり、写真をクリック）
　左下・花、右下・葉　　　　同　　上

撮影記　：
　亜高山帯の林下に生えるイチヤクソウは何種かあるものの、葉の長さより幅の方が広くて先は円いかややへこみ、葉の表面に白い斑紋があるので区別し易い。
　以前長野県八ヶ岳の針葉樹林下で撮影していたが、細部の撮影も同じ八ヶ岳の今度は山梨県側だった。

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ジンヨウイチヤクソウ２