ウメガサソウ(梅笠草)

Chimaphila japonica


ウメガサソウ1

  • 科名・属名 :
     イチヤクソウ科 ウメガサソウ属
     注.APG分類ではツツジ科(ERICACECA)、属名以下変わらず。

  • 特徴 :
     草丈5〜15cmの草状の小低木。
     葉は茎の節に2〜3枚が輪生状につき、葉身は長楕円形〜披針形、長さ2〜3.5cm、幅0.5〜1.3cm。先は尖り、基部はくさび形、縁には尖った鋸歯がある。革質で葉柄は短い。
     花は茎の先に1〜2個、やや下向きに咲く。花冠は白色、径約1cm。萼は狭卵形〜広披針形、先は尖り、長さ4〜6mm、幅1.5〜3mm。普通1〜3個の卵状披針形の苞があり、点状の細毛がある。
     果実(刮ハ)は熟すとともに上向きになり、径6〜7mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国(中〜東北部)、台湾、サハリン(中南部))
     やや乾いた海岸や山地の林下

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1984年7月21日  北海道礼文島
     中・全体2 1991年7月14日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2019年7月5日  静岡県富士宮市
     右上・葉(表)、右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     海岸や山地の林下に生育しているが、山地よりも海岸の松林の下などで見かけることが多い。
     下を向いて咲くのでわかりにくいが、和名の梅笠は、花の形が梅の花似ているところから付けられている。

  • 葉(表)

    葉(裏)

    同じ科の仲間の花
ウメガサソウ2

花