イワギリソウ(岩桐草)Opithandra primuloides |
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草丈10〜20cmの多年草。 葉は3〜10cmの長い柄があり、葉親は、卵形〜卵状円形で長さ3〜15cm、厚く大型の歯牙がある。茎や花茎には白色の軟毛がある。 花は葉腋から数本の花茎を伸ばし、散形状の集散花序に多くの花をつけ、花冠は紅紫色で、長さ約2cm。唇形で上唇は2裂、下唇は3裂し、外面に軟毛がある。 果実(刮ハ)は下垂し、長さ2.5〜4.5cm、幅3〜4mm。 本州(近畿地方以西)〜九州 湿った岩壁 1996年6月23日 島根県 (上は拡大写真あり。写真をクリック) 中 同 上 下・サツマイワギリ 1997年5月11日 鹿児島県 右上・花1 1996年6月23日 島根県 右下・花2 1997年5月11日 鹿児島県 やや湿り気のある岩壁に鮮やかな紅紫色の花が見ごろだった。 その美しさから乱獲され、自生が見られる場所は島根県のこの産地をはじめわずかしかない。 しかし、ここでも手の届く範囲にはなく、見上げる手の届かない岩壁に多くの株が花を咲かせていた。何とか探し、やっと撮影できる株を見つけた。 美しい花で持っていきたくなる気持ちもわからないではないが、そっとしておけば増えてもっと素晴らしい光景をいつまでも見ることができる。 下(左右)の花は南九州に分布する「サツマイワギリ」と呼ばれるタイプで、花弁に丸みがあって可愛い。 同じ科の仲間の花 |
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