ミズビワソウ(水枇杷草)

Cyrtandra cumingii


ミズビワソウ

  • 科名・属名
  • : イワタバコ科 ミズビワソウ属

  • 特徴

  •  草丈2〜3mの低木。
     茎は緑色の草状で、若いうちは軟毛があるが、後無毛。
     葉は対生し、ややゆがんだ長楕円形で長さ30〜40cm、幅10〜16cm。先は鋭く尖り、長さ4〜5cmの太い柄がある。
     花は葉腋に短い集散花序を出し3〜8花つける。花冠は白色、筒状で長さ2.5cm。
     果実は液果状、長楕円形で長さ1.5〜2cm。熟すと白くなる。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(西表島) 常緑樹林下の湿った所

  • 花期
  • : 5〜10月?

  • 撮影月日・場所

  •  2009年9月26日 沖縄県西表島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  沢沿いの湿った林下で何度か株を見たが、花期には遅く花は見つからなかった。
     花弁が虫に食われていた花しかアップできていなかったが、2009年、やっとまともな花に出会えた。
     この花は、一体いつ咲くのかはっきりしない。2月〜10月のいずれも花を見たとの記録もあるが、同じ時期に同じ株を見ても年によってバラバラだ。
     概して南の島の花は花期とは思えないときにも満開の状態もあり、いつも悩まされる。

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花・実アップ